自分の時間のうち、誰の時間をもらい、誰に時間をあげているか。
小さい頃はわからないことがあれば、授業後にでも先生に聞けば「◯◯君は真面目だね〜。」と懇切丁寧に教えてもらえている立場にいた。
しかし仕事上では、目上の人に時間を割いてもらい、わからないことを教えてもらえる機会はほとんど無いに等しい。(これは他の会社では違うのかもしれないがどうなんだろう・・・?)
作業の方向性について共有はするが、逐一細かいコミュニケーションは取らず「阿吽の呼吸で(自分が)やるべきことを察してくれ!」という感じがひしひしと伝わって来る。
相手の時間を極力とらないで、こちらのタスクのために動いてもらうための気遣いの重要性を痛感している。
だからこそ、たまに相談に乗ってもらい、仕事のアドバイスをもらえる機会に恵まれると最高にありがたい。
「教えて育てる手間を割きたくても割けないから、自力で仕事に必要なエッセンスを身につけてくれ!」という状況は痛くわかるが、こちらとしても放置プレーにこのまま身を任せている訳にはいかない。
現時点でわかっている仕事のお作法を身につける手段は2つ、
・優秀な社員の仕事のやり方を真似して盗む
・学閥 or 社内サークルにおける縦の繋がりで、仕事の方法を答え合わせをさせてもらう
どちらかしか新人社員に成長の道がないと思っている。
「活躍する社員は入社して成長して優秀になっているのではなく、そもそも入社する時点で優秀だから活躍している説」はあながち間違いではないのかもしれない。
そんなことだから、東京芸術大学の入学式で言われたという有名な「君達の殆どは芸術家にはなれません。 しかし、君達の中にはほんの一握りの天才がいます。 この学校はその一握りのためにあります。」を営利企業でやっているんじゃないか、この会社は・・・と思った休日の夜だった。